テレポーテーションしたい

今日は専門科目の試験があった。前日の徹夜で体がダルダルだったので、帰宅後すぐに布団に入った。疲れていたのか、すぐに眠りに入って熟睡できた。
ものすごくすっきりとした気持ちの良い目覚めは、概して寝坊だったりすることが多いもので、この時も例外ではなかった。あーよく寝たなーと、目がさめてから時計を見ると 8 時 45 分。一瞬目を疑った。今日は 10 時半から試験があったのだ。この時計狂ってるんじゃないか?と何度も時計の針を見直しても、時計の針は相変わらず 8 時 45 分を指している。こういう瞬間、人間の脳はクロックアップするらしいw それはそれは一瞬でいろんなことを考えたさ。駅まで何分だからどのくらい遅刻するのか、遅刻しても滑り込めば残り時間で解答できるだろうか、もし試験時間に間に合わなかったら先生になんて言い訳しようか、そもそも言い訳してなんとかなるんだろうか、嗚呼!こんなときにテレポーテーションできたらなぁー、とかエトセトラ、エトセトラ。で、布団から飛び起き、やべー!遅刻だよ!と慌てて階段を駆け上がって高速で着替えを開始。親は飯を食いながら、慌てた様子を見てきょとんとしている。「何やってんの?」と言うので、「遅刻遅刻!10 時半から試験!」と答えると、「何言ってんの。まだ夜だよ。」と親。その言葉は、その時の僕にとって神のお告げを聞いたようなものであった。そのあとはしばらく orz 状態から抜け出せないでいた。そして夕飯を食いながら笑いのネタにされて憂鬱だった。
あの時、僕は本気でテレポーテーションしたいと思った。