クラシックギター

手にし始めてからはや 1 年半。まだまだ LIBRA SONATINE への道は遠そうです(←目指しているのかよw)。近頃は楽曲の練習量に対する上達率が減少気味でした。言うならば、いくら生産要素を投入しても限界生産物が低下を示すという収穫逓減の法則というやつでしょうか。いや、ちょっと違うか?まあいいやw そこで、基本はエチュードということで、ちょっと前までは J.L.Gonzalez の Estudios complementarios をよく弾いていました。エチュードなのに、大変きれいなメロディの小品といった感じで、大変気に入っています。クラシックギターはいいですね。
最近ラジオで THE ALFEE の坂崎さんが、曲ばかり弾いても手癖がつくだけ、基礎練習はおろそかにできない、とか言っていたのを思い出し、カルカッシの 25 のエチュード(Op.60) をまじめに練習してみようかと思っている今日この頃です。まずは第 1 番。単旋律のスケールみたいなやつで、一見するとつまらなそうだけど、やってみると結構おもしろくてはまっています。Allegro 指定されているので、速く正確に弾くことが目下の目標です。といってもテンポ表示がないので、どのくらいの速さがベストなのかわかりません。そういえば、改めてギターの他の楽譜を見返してみると、テンポ表示ってものがないんですね。なんで?ピアノの楽譜には普通ついてるのに。
この Op.60-1 の一番の難しさはやっぱり曲想(とそれに伴う技巧)でしょうね。ギターに限らず他の楽器もすべからく同じでしょうが、音楽としていかに表現するか、これが演奏者にとって一番大切なんだと思います。技術も大切だけれども、それは必要条件に過ぎず。演奏の善し悪しはそこから先で決まってくるのだと思います。曲想を考える力ってのはなかなか自分で身につけるのは難しいですが、いろんな人の演奏を聴くと、とても参考になり得るところが大きいです。